こんにちは、tomoです。自作の市場センチメント指数「TVC」で、日々のニュース(点)を相場の流れ(線)に翻訳しています。
[ここにnoteの目次]
💡 TVCとは(ご存じの方は読み飛ばしてください)
・TVC(Tomo Volatility Compass)は、日々の個別ニュース(点)を市場全体の流れ(線)に翻訳するための自作指標。0〜100で表示し、100に近いほど強気、0に近いほど弱気
・12個の条件を重み付きで採点して算出(TVC = 50 + Σ(重み × 該当度) ÷ 4、重みの合計は100)
📈 きょうの結論
米国TVC 48.81(前回48.81、±0.00pt)
日本TVC 40.63(前回45.75、-5.12pt) 上昇を支えてきた装置株とメガバンクが同時に反落

🗺️ ヒートマップ

🌡️ 主要指標ダッシュボード


■総括
ひとことで:ここ数日の上昇を支えてきた半導体装置株とメガバンク株という二本柱が、同じ日にそろって反落した
▶ 何が起きたか
日経平均は-0.92%の70,035.71円と、前日まで続いていた約3カ月ぶり高値圏の更新が止まりました。半導体製造装置株はディスコ-6.29%・キオクシア-4.46%・東京エレクトロン-2.38%・アドバンテスト-1.34%と軒並み下落し、メガバンク3行も三菱UFJ-1.33%・三井住友FG-1.66%・みずほFG-2.40%とそろって反落しました。
▶ なぜそう動いたか
どちらも、ここ数日続いていた上昇(装置株の上場来高値更新、銀行株の2営業日連続高)に対する反動とみられ、新たな悪材料というより高値圏での利益確定売りが優勢になった1日でした。一方でソフトバンクグループは+0.24%とわずかに持ち直し、前日の急落(-3.11%)からの下げ止まりを示しています。
▶ 引っかかる点
半導体装置株の中でもレーザーテックだけは+0.32%で踏みとどまり、一様な下落ではありませんでした。
💬 tomoの一言
何日も上場来高値を更新し続けていた装置株だからこそ、きょうの反落は自然な一服だと捉えています。
半導体装置株は何営業日も上場来高値を更新し続けていて、どこかで利益確定の動きが出ること自体は自然な値動きの範囲だと思います。今日の反落だけでAI・半導体というテーマそのものへの期待が崩れたとは考えていません。
気になるのはメガバンク株が同じ日に反落を合わせてきたことで、個別の材料というより「高値圏からいったん離れる」という地合いの変化だった可能性があります。ソフトバンクグループがわずかに持ち直したのとは対照的で、銘柄ごとの反応にばらつきが出ています。
みなさんは、今日の反落を一時的な利益確定と見ますか、それとも違う見方をしますか。

🔭 今後の見どころ:TVCが次に動く条件
・本日深夜(日本時間早朝)に公表予定のFOMC議事要旨(9月開催分):タカ派色が強ければ①が下向き、ハト派色が強ければ上向きに動く可能性
・半導体装置株・メガバンク株の翌営業日の値動き:本日の反落が一時的な反動にとどまれば④③は戻る方向、続けば下向きが続く可能性
・10/29-30 日銀金融政策決定会合に向けた観測の強まり:追加利上げ観測が強まれば①の日本側は下向き、見送り観測が強まれば上向きに動く可能性
・WTI原油の動向:供給増加観測がさらに強まれば反落して⑩は下向き、地政学リスクが再燃すれば上向きに動く可能性
次回、ここが動いたら要注目です。
■深掘りゾーン
🔬 TVC算出条件の詳しい根拠
②メガテック資金(日本側) -1.0 → -0.75
何が起きたか:ソフトバンクグループは+0.24%と小幅ながら上昇しました。
なぜスコアを動かしたか:前日の急落(-3.11%)をほぼ解消するには至らない小幅な動きですが、少なくとも下げ止まりは確認できたため、わずかに評価を戻しました。AI関連への資金調達をめぐる懸念そのものが解消したわけではないとみて、戻し幅は小幅にとどめています。
③銀行・小型株(日本側) 0.75 → -0.25
何が起きたか:メガバンク3行は三菱UFJ-1.33%・三井住友FG-1.66%・みずほFG-2.40%とそろって反落しました。
なぜスコアを動かしたか:直近2営業日続いていた上昇分をほぼ打ち消す下げ幅で、前回「一時的な下落ではなく構造的な強さ」と判断した根拠が今回の反落で揺らいだため、評価を引き下げました。国内の小型株については本日は銀行株ほど明確な方向感は見られませんでした。
④SOXトレンド(日本側) 2.0 → 0.5
何が起きたか:半導体製造装置株はディスコ-6.29%・キオクシア-4.46%・東京エレクトロン-2.38%・アドバンテスト-1.34%・SUMCO-1.07%と軒並み下落し、レーザーテックのみ+0.32%で踏みとどまりました。
なぜスコアを動かしたか:装置株が連日で上場来高値を更新し続けていたことを根拠に、この条件を上限に近い水準で評価していましたが、今回はその全面高が確認できなかったため、採点のルールどおり大きく引き下げました。1日の反落だけでトレンドそのものが転換したとまでは判断していません。
🏢 注目企業の決算
発表済み(直近7日)
・マイクロン(現地9/30引け後、前回既報):EPS 実績33.42ドル(予想31.82ドル、+5.0%上振れ)、売上 実績542.3億ドル(売上予想:非公開)
今後2週間の予定
・10/13(火) JPモルガン:EPS予想5.91ドル、売上予想511.5億ドル
・10/15(木) TSMC:EPS予想4.48ドル、売上予想1兆4,556億台湾ドル
📌 その他の注目材料
韓国コスピは本日-1.98%の6,803.90と反落し、サムスン電子-1.29%・SKハイニックス-2.82%と主要半導体株もそろって下落しました。東京市場の半導体装置株の反落と同じ方向の動きで、半導体サプライチェーンの先行指標として引き続き注視したい動きです。
今回は条件セットの見直しは不要と判断しました(デフォルト12条件を維持)。
免責事項:本分析は投資助言ではなく、公開情報に基づく参考的な市況分析です。実際の投資判断はご自身の責任において行ってください。
前回の記事はこちら→ https://note.com/lithe_boar7856/n/n6316ec96ddf1
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